はじめに
New BalanceのRebel v5は、非プレート搭載のデイリーランニングシューズとして登場しました。このモデルは、日常のトレーニングからテンポランまで対応する汎用性を備え、v4の欠点を改善した点が注目されています。スタックハイトを5mm増やし、より柔らかくバウンシーな乗り心地を実現。重量は若干増加しましたが、軽快さを維持しています。アッパーのフィット感が向上し、ヒールスリップの問題を解消。競合するAdidas adizero EVO SLやASICS NovaBLAST 5と比較すると、Rebel v5はスピード志向のデイリーオプションとして際立ちます。このレビューでは、特徴、性能、価格を詳しく解説し、ランナーの選択をサポートします。あなたが求めるシューズはどれでしょうか?
Rebel v5の主な特徴
Rebel v5は、デイリートレーナーとして設計され、スピードセッションやテンポランに適しています。ミッドソールはFuelCellテクノロジーを採用し、PEBAとEVAのブレンド(EVA80%、PEBA20%)で柔らかさと反発力を両立。プレートなしで柔軟性を確保しています。
- スタックハイト: ヒール35mm、ドロップ6mm(フォアフット29mm)。
- 重量: US9(27cm)で約225g。
- アッパー: Phantom Fitエンジニアードメッシュで、通気性と軽量性を向上。
- アウトソール: ラバーと露出ミッドソールの組み合わせで、耐久性を考慮。
- フィット: 真サイズ推奨。v4より幅が標準的に狭くなり、安定感が増しました。
このシューズは、直線走行時のロックダウンが優れ、さまざまなストライクパターン(フォアフット、ミッドフット、ヒール)に対応。レース使用も可能で、5Kからハーフマラソン向きです。
v4からの改善点
v4は幅広でヒールスリップやアキレス腱の問題が発生しやすいモデルでしたが、v5ではこれを修正。主な変更点は以下の通りです。
- スタックハイトを5mm増加し、より柔らかくバウンシーな感触に。
- アッパーとタンを更新し、素材を減らしてフィットを向上。ヒール構造を強化し、スリップを防ぎます。
- 重量増加(v4のUS9約200gから225gへ)ですが、気づきにくいレベル。
- 柔軟性が向上し、幅は標準的に調整。
- 価格据え置きで、コストパフォーマンスを維持。
これにより、v4のファンも満足できるアップグレードとなりましたが、低スタックを好む人はv4の在庫を探すのがおすすめです。
気に入った点と気に入らなかった点
気に入った点:
- フィットと快適性: アッパーが改善され、ヒールスリップなし。直線走行で安定し、ブリスターや摩擦ゼロ。
- 汎用性: 軽量で反応性が高く、デイリーからスピードワークまで対応。柔らかいフォームが反発力を生み、楽しく走れます。
- ロッカー形状: 前後ロッカーでスムーズなトランジション。さまざまなストライカーに適応。
- 価値: 発売価格で高性能。1足で多用途に使える。
- スピード: バウンシーな乗り心地でレース可能。スタックハイトが規制内なので、アイアンマンなどにもOK。
気に入らなかった点:
- 耐久性: 50kmでアウトソールに摩耗が見られ、高スタックモデルより短寿命。
- 安定性: 柔らかいフォームのため、急カーブで不安定。パークラン向きではない。
- ウェットグリップ: 乾燥時は良好ですが、雨天未確認。ユーザー体験を共有してほしい。
全体として、楽しさと機能性が魅力ですが、耐久性を求めるなら代替を検討。
競合モデルとの比較
Rebel v5はAdidas adizero EVO SLとASICS NovaBLAST 5と似たデイリーシューズですが、違いがあります。
- Adidas adizero EVO SL: PEBAフルミッドソールで柔らかく、軽量シャンクで安定。Rebelより速いが、低速でぎこちない。価格は¥19,800。 Rebelはペースレンジが広く、多用途。
- ASICS NovaBLAST 5: 高スタックでバウンシー、長距離向き。Rebelより重く耐久性が高いが、スピードで劣る。価格は¥16,500。
| モデル | 重量 (g) | クッション性 | 価格 (JPY) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| New Balance Rebel v5 | 225 | 中程度 (35mmヒール、ソフトで反発性高) | 16,940 | 汎用性高く軽快、フィット良好 | 耐久性低くカーブ不安定 |
| Adidas adizero EVO SL | 224 | 高 (39mmヒール、柔らか) | 19,800 | 速く安定、フルPEBA | 低速で不向き |
| ASICS NovaBLAST 5 | 255 | 高 (41.5mmヒール、バウンシー) | 16,500 | 長距離快適、耐久性 | 重くスピード劣る |
どちらも優れた選択ですが、Rebelはオールラウンダーとしておすすめ。
結論
New Balance Rebel v5は、v4の欠点を克服した優秀なデイリーランニングシューズです。軽量でバウンシーな乗り心地が魅力で、日常トレーニングからレースまで幅広く対応。競合のAdidas adizero EVO SLはスピード特化、ASICS NovaBLAST 5は長距離向きですが、Rebelのバランスが抜群。耐久性が気になるものの、価格と性能の価値は高い。v4好きならアップグレードを、スピード志向なら試着を推奨します。あなたのランニングスタイルに合った1足を選んで、快適なランを楽しんでください。


