ニューバランス フレッシュフォームX モア v6:マックスクッションシューズ


はじめに

ランニングシューズのクッション性を重視するランナーにとって、ニューバランスのフレッシュフォームX モア v6は魅力的な選択肢です。このレビューでは、モア v6の特徴を中心に、ソフトな乗り心地やフィット感を詳しく解説します。スタックハイトが高く、長い距離のランやイージーランに最適で、意外な軽快さも備えています。また、ナイキ ボメロ 18、ホカ ボンダイ 9、アシックス ゲルニンバス 27との比較を通じて、どのシューズがあなたのランニングスタイルに合うかを探ります。ソフトシューズのファンなら必見です。


モア v6の概要

ニューバランス モア v6は、マックススタックシューズとして設計されており、ヒール44mm、フォアフット40mmのスタックハイトで4mmドロップを実現しています。この低ドロップと高スタックは、クッション性を求めるランナーにぴったりです。

  • 重量: 27cm(USメンズ9)で約300gと、クラスの中では軽量寄り。
  • 用途: ロングランやイージーラン、デイリーマイルに適しており、意外に機敏な動きも可能。
  • 全体の印象: ソフトで快適な乗り心地が特徴。過去のモアシリーズを試したことがない人でも、すぐに楽しめます。

このシューズは、柔らかさを活かした「楽しい」ランを提供しますが、スピード重視のレースには向きません。


フィットとアッパー

モア v6のアッパーは、通気性が高く、夏の暖かい時期でも快適に走れます。レーザーカットホールやレイズドデザインがスタイリッシュさを加えています。

  • ヒールカラー: 薄めのクッションで軽量化。トップ寄りにパッドが集中し、ヒールカウンターが硬めでスリップを防ぎます。
  • トーボックス: ワイド設計で、中程度から狭めの足幅の人に余裕あり。ワイドフィットが必要ない場合も快適。
  • サイズ感: 真サイズ推奨。ニューバランスの他のモデルと同じサイズを選べばOK。
  • タン: 薄めでレース圧を防ぎ、ガセット付きでズレなし。
  • レース: シンプルでほどけにくく、追加ホールでヒールロック可能。

全体的に、クッション過多を避けた設計が軽快さを支えています。


ミッドソールとライド

ミッドソールはフレッシュフォームXを使用し、ニューバランスの他のモデル(例: 880 v15や1080 v14)と比べて最もソフト。無制限の柔らかさではなく、適度な反発性があり、エネルギー吸収を防ぎます。

  • ソフトさの順位: 880 v15(硬め) < 1080 v14(中間) < モア v6(最ソフト)。
  • ライドの特徴: ペッピーな感触で、ストライドの終わりでもスムーズ。リデザインされたロッカーで自然な流れを生み、走り続けたい気持ちにさせます。
  • 適したペース: イージーラン中心だが、ストライド練習にも対応。テンポランやインターバルには不向き。

この柔らかさは、足を優しく包む感覚を提供し、長距離kmの疲労を軽減します。


アウトソールと耐久性

アウトソールはラバー配置が工夫されており、ラテラルヒール側に多めに配置。着地時の摩耗を考慮した設計です。

  • 耐久性: 平均からやや上。露出ミッドソール部に軽い摩耗が見られますが、フォアフットは良好。
  • グリップ: ロードランに十分対応。着地からトゥオフまでのロールがスムーズ。

長期使用でもパフォーマンスを維持しやすい点が強みです。


競合モデルとの比較

モア v6はマックスクッション市場で人気ですが、似た用途のシューズと比較すると、ソフトさが際立ちます。以下は主なスペックとプロ/コンをまとめた表です。

モデル クッション メリット デメリット
ニューバランス モア v6 44mm / 40mm (4mmドロップ) 最ソフトで快適、軽快なライド、耐久性良好 スピードラン不向き、重め
ナイキ ボメロ 18 46mm / 36mm (10mmドロップ) スムーズな乗り心地、軽量 モア v6より硬め、低ドロップ派には不適合
ホカ ボンダイ 9 43mm /38mm (5mmドロップ) スナッピーな反発、似た重量 やや硬め、ソフトさを求める人に物足りない
アシックス ゲルニンバス 27 43mm / 35mm (8mmドロップ) モア v6に近いソフトさ、重め やや硬め、ドロップが中間的

これらのシューズはすべてロングラン向きですが、ドロップや硬さに応じて選び分けを。一方で、モア v6は低ドロップと極ソフトが差別化ポイントです。


まとめ

ニューバランス モア v6は、ソフトシューズのファンに最適な一足。高いスタックと軽快なライドで、長距離kmを快適にこなせます。比較モデルの中でも柔らかさが突出し、日常のランを楽しく変えてくれます。ワイドフィットや耐久性を求めるなら特におすすめ。あなたはソフト派? コメントでシェアを!