ミズノ ウェーブスカイ9 徹底レビュー:クッション抜群のランニングシューズで快適ランを実現

このレビューでは、ミズノの最大クッションを備えたトレーナーシューズ、ウェーブスカイ9を詳しく紹介します。このシューズは、日常のランニングや回復走、長距離ランに最適で、伝統的なフィーリングを求めるランナーにおすすめです。実際に約50kmを走行しての感想を中心に、特徴や性能を解説します。


:running_shoe: シューズ概要

ミズノ ウェーブスカイ9は、高いスタックハイトを誇るロードシューズです。ミッドソールには、ミズノ エナジー NXT(窒素注入EVA)とミズノ フォームウェーブの2層構造を採用。スタックハイトは前足部38mm、後足部44mmで、ドロップは6mm。プレートは搭載されていません。重量は27cm(US9)で約283gと、クッション性を考慮すると軽量に仕上がっています。このシューズは、伝統的なジオメトリを保ちつつ、安定したライドを提供します。初心者から経験者まで、ゆったりとしたペースのランに適したモデルです。


:straight_ruler: フィット感

サイズは通常通りで問題なくフィットします。例えば、US9.5(約27.5cm)で快適に使用できました。ただし、サイズの境目にある場合はハーフサイズアップをおすすめします。つま先部分は若干タイトめで、足の長いランナーは注意が必要です。幅については、標準からややワイドな足まで対応しますが、広い足の人はワイドバージョン(2E)を検討してください。トゥボックスは十分なボリュームがあり、足がしっかりと固定されます。約50km走行しても、ブリスターや擦れは発生しませんでした。特に、暑い時期の足の腫れを考慮すると、ゆとりのあるフィットが理想的です。


:+1: メリット

このシューズの最大の魅力は、ミッドソールのフォームです。トップレイヤーのミズノ エナジー NXTはスーパークリティカルフォームのような柔らかさで、足裏に優しいクッションを提供します。下層のEVAフォームが安定性を高め、高スタックでもバランスが取れています。これにより、回復走やイージーランで快適に距離を稼げます。

  • ライドのスムーズさ:自然なロールオフで、ペースを気にせずクルーズ可能。29km〜32kmの長距離ランでも脚を労わってくれます。
  • 安定性:プレートなしでも安定感があり、グラベルロードやカーブの多い道でも安心。
  • 伝統的なフィーリング:カーボンプレートのないシンプルな構造で、初心者向き。日常の80%のランをカバーできます。
  • 耐久性:圧縮が見られず、数百km以上の使用が期待できます。

:-1: デメリット

一方で、いくつかの改善点もあります。アッパーはややタイトで、幅広の足には窮屈に感じる可能性があります。また、暑い環境では熱がこもりやすいのが難点です。

  • 通気性の低さ:厚めのタンが汗を吸収し、スポンジのように感じる場合あり。フロリダやテキサスなどの高温地域では注意。
  • 足の腫れ対応:長距離で足が腫れると、トゥボックスが狭く感じるかも。狭足の人には問題ないですが、広がりを求めるランナーには不向き。
  • スピード向きではない:ピックアップ時のレスポンスが弱く、スピードワークには向いていません。重さもあって、ハンマーを落とすような走りには不向きです。

:bar_chart: 性能比較テーブル

モデル クッション性 メリット デメリット
ミズノ ウェーブスカイ9 高スタック(前足部38mm / 後足部44mm) 柔らかいフォームで脚を保護、安定したライド、伝統的なフィーリング、耐久性が高い アッパーが熱をこもりやすい、幅がややタイト、スピードワーク不向き

:chequered_flag: 結論

ミズノ ウェーブスカイ9は、クッション性を重視したクルーザーシューズとして優秀です。初心者や、ペースを気にせず距離を伸ばしたいランナーに特におすすめ。安定したフォームと伝統的なデザインが、毎日のランを快適にします。ただし、暑い気候やスピードを求める場合は他のモデルを検討してください。あなたはこのシューズでどんなランを楽しむでしょうか?


参考資料