このレビューでは、サッカニー ペレグリン15を51km以上走行して得た本音の評価をお届けします。このシューズは、テクニカルなトレイルや混合地形に特化したトレイルランニングシューズとして、グリップ力と快適さを兼ね備えています。東海岸のような岩場や泥道、根っ子が多いトレイルで活躍する一足です。以下でフィット感や性能の詳細を解説します。
モデル概要
サッカニー ペレグリン15は、PWRRUNフォームを採用した軽量トレイルシューズです。ヒールスタックは28mm、フォアフットは24mmで、ドロップは4mmと低め。アウトソールにはPWRTRACラバーを使用し、優れたグリップを提供します。重量は27cm (US9) で275gと軽量で、機敏な動きをサポートします。 ロックプレートは搭載されていませんが、岩場での保護性能は十分です。このシューズは、バッファードなトレイルからテクニカルな地形まで幅広く対応します。
フィット感
このシューズのフィットは真のサイズ通りで、27cm (US9) がぴったり合います。幅広めの足にも対応し、トゥボックスが広く設計されているため、圧迫感がありません。中足部からヒールにかけて幅が保たれているので、足がプラットフォームからはみ出す心配もなし。トゥボックスの高さも十分で、長時間のランでも擦れや水ぶくれが発生しませんでした。全体的に快適で、さまざまな地形でのランニングに適しています。
良い点
- フォームの快適さ: スタックが低めですが、PWRRUNフォームは柔らかすぎず快適。クッションが少ない分、地面とのつながりを感じやすく、安定した走りを支えます。
- ロックダウンの確実さ: アッパーが足をしっかり固定。過酷な地形でも足がずれず、安心して走れます。
- グリップ力の高さ: PWRTRACラバーが泥、岩、根っ子などの東海岸風トレイルで抜群のトラクションを発揮。噛みつきが良く、滑りにくいです。
- 地形対応力: 低重心設計でテクニカルトレイルに強く、登りや下りで安定。岩を踏んでも痛みを感じにくく、混合地形(草地や緩いトレイル)もこなせます。
- ショートディスタンスの適性: 19-21km以内のランで最適。フォームが底付きしにくく、軽快なライドを楽しめます。
これにより、日常のトレイルランに欠かせない一足となります。特に、地面を感じて走りたいランナーにおすすめです。
悪い点
- カラーの派手さ: オレンジやグリーンの明るい配色で、好みが分かれます。ハンティングシーズンでは視認性が高い利点もありますが、落ち着いた色を好む人には向かないかも。
- 距離の制限: 21kmを超えるとフォームが底付きし、クッション不足を感じます。ウルトラディスタンスには不向きで、平均的なランナーには19km前後が限度。
- 地面感の強さ: 低スタックのため、トレイルの感触がダイレクトに伝わります。岩や根っ子を避けたい人や、クッション重視のランナーには不満が出やすいです。
これらの点は重大な欠陥ではなく、用途を限定すれば問題ありません。一方で、地面を感じたくない場合は他のシューズを検討しましょう。
性能比較テーブル
| モデル | クッション | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| サッカニー ペレグリン15 | PWRRUNフォーム (ヒール28mm、フォアフット24mm、ドロップ4mm) | グリップ力抜群、ロックダウン確実、テクニカルトレイル対応、軽量で機敏 | 長距離で底付きしやすい、地面感が強い、カラーが派手 |
このテーブルは、ペレグリン15の主な特徴をまとめています。クッションは控えめですが、それが地形への適応力を高めています。
結論
サッカニー ペレグリン15は、過酷なトレイルに挑むランナーにとって頼もしいパートナーです。グリップと安定感が魅力で、19-21km以内のランや東海岸のような地形で真価を発揮します。一方、長距離やクッション重視なら他のモデルを。一足持っておくと、ローテーションに便利ですよ。あなたはどんなトレイルで使いますか?
参考資料