このレビューでは、Topo AthleticのCyclone 3を徹底的にテストした結果を紹介します。日常のランニングからスピードワークまで対応する軽量トレーナーとして、どのようにパフォーマンスを発揮するかをまとめました。約56-58kmの走行テストに基づき、良い点と悪い点を詳しく解説します。
 シューズ概要
Topo Athletic Cyclone 3は、足の形状に合わせたワイドなトゥボックスを特徴とするランニングシューズです。ミッドソールにはPebaxフォームを採用し、軽快でレスポンシブな走りを実現。スタックハイトはヒール28mm、フォアフット23mmで、5mmドロップを備えています。重量はメンズ27cm(US9)で約196gと非常に軽量。通気性の高いメッシュアッパーを使用し、春夏のランニングに適した設計です。前モデルCyclone 2からの変更は主にアッパーの微調整で、全体的にマイナーチェンジとなっています。これにより、日常のジョギング(約5:17-5:35/kmペース)から速いペース(約4:21/kmや3:44/km)まで柔軟に対応可能です。
 良い点
Cyclone 3の魅力は多岐にわたります。
- Pebaxフォームの快適さ: 日常ラン、スピードワーク、長距離(ハーフマラソン21km程度まで)で優れたクッション性を発揮。低めのスタックながら安定感があり、ターン時も機敏に動けます。
 - ワイドフィットのアッパー: 幅広の足にぴったりで、速いペースで足が広がっても快適。通気性が抜群で、春夏の暑い時期に最適です。
 - 軽量設計: 足に負担が少なく、履いているのを忘れるほどのフィット感。カーボンプレートなしの軽快さが魅力。
 - ルックス: 白を基調としたクリーンなデザインで、モチベーションが上がります。ビーチやボードウォークでのランニングにぴったり。
これらの点から、Cyclone 2好きの方も満足できる仕上がりです。 
 悪い点
一方で、好みに応じてデメリットもあります。
- ワイドすぎるフィット: 狭い足の人にはルーズで、素材のよれが発生する可能性。Topoの足型シューズが合わない場合、避けた方が良い。
 - ガセットタングなし: 履く際に調整が必要で、少し手間がかかります。アッパーがミニマルなので、フィッティングに時間がかかる。
 - グラウンドフィール: スタックが低いため、地面の感触が強く伝わる。クッションを重視するランナーには物足りないかも。
 - 通気性の高さ: 冬や寒冷地(例: アラスカ)では足が冷えやすい。暖かい気候向けです。
これらは主に個人差によるもので、全体として大きな欠点はありません。 
 モデル比較
Cyclone 3と前モデルCyclone 2を比較しました。主な変更はアッパーの微調整ですが、パフォーマンスは似ています。
| モデル | クッション性 | メリット | デメリット | 
|---|---|---|---|
| Cyclone 3 | Pebaxフォーム(レスポンシブ) | 軽量(196g, メンズ27cm)、通気性抜群、スピードワーク向き、デザイン向上 | 狭足にルーズ、ガセットなし、寒冷地不向き | 
| Cyclone 2 | Pebaxフォーム(似たレスポンシブ) | 軽量(196g, メンズ27cm)、安定したフィット、多用途 | 旧デザイン、微調整が必要な場合あり | 
この表から、Cyclone 3は2の良さを引き継ぎつつ、洗練された選択肢です。
 結論
Topo Athletic Cyclone 3は、軽量で多用途なシューズとしておすすめです。日常ランからスピードワーク、ハーフマラソンまで対応し、Pebaxフォームの快適さが光ります。前モデルCyclone 2からのアップデートは控えめですが、2が気に入った人には3もぴったり。Topoの足型デザインが合うランナーなら、ぜひ試してみてください。あなたのお気に入りシューズになるかも?
参考資料