はじめに
ASICS Superblast 2は、今年最も注目されたランニングシューズの一つです。前モデルからミッドソールとアウトソール、アッパーがアップデートされ、よりレスポンシブでグリップ力の高い仕上がりになりました。レビュアーは自費で購入し、初回レビューと500km走行後の長期テストを実施。主にロード向けの長距離トレーニングやレースに最適で、非カーボンプレートシューズとして10Kからウルトラマラソンまで対応します。重量は軽く、スタックハイトはヒール45mm、ドロップ8mm。価格は高めですが、耐久性が高く、日常のロングランにぴったりです。この記事では、特徴、性能、メリット・デメリットを詳しく解説し、入手しにくい場合の代替モデルも比較します。ランナーの皆さんが最適なシューズを選ぶ参考にどうぞ。
モデル概要
ASICS Superblast 2は、ニュートラルタイプのロードランニングシューズです。ミッドソールにはFF Turbo Plusをメインに使用し、下部にFF Blast Plus Ecoを配置して耐久性を強化。カーボンプレートはなく、自然な推進力を重視しています。
- スタックハイト: ヒール45mm、フォアフット37mm(ドロップ8mm)。
- 重量: US9(27cm)で約250g。
- アッパー: エンジニアドメッシュで通気性が高く、ストレッチ性あり。
- アウトソール: ASICS Gripラバーを採用し、ウェットコンディションでのグリップが向上。石の挟まりも防ぎ、軽いトレイルも可能。
- サイズ感: 通常サイズよりハーフサイズダウンがおすすめ。
- 価格: 日本発売価格24,200円。
前モデルからの変更点は、ミッドソールがよりポップでレスポンシブになり、アッパーがストレッチ性のある織りメッシュに進化。重量はほぼ変わらず軽量を維持しています。
性能と耐久性
初回レビューでは、軽量さとレスポンシブなミッドソールが評価されました。ロングランで脚を守り、突然のペースアップにも対応。ウェットグリップが改善され、家庭内歩行時さえ違いを感じるほどです。
500km走行後、ミッドソールはほとんど劣化せず、レスポンシブさを維持。アウトソールは外側着地による摩耗が見られますが、期待以上に耐久性が高く、1000km以上持つ見込み。スピードセッション、イージーラン、レース(例: ハーフマラソンで3:45/kmペース)と多用途で、安定性も良好です。ただし、回復ランや超長距離ではやや硬めで、柔らかいシューズを好む人には不向き。
全体として、軽量さと堅牢なライドが長距離トレーニングの定番にふさわしい性能を発揮します。
メリットとデメリット
メリット
- 軽量でレスポンシブ: スタックの高さに対して驚くほど軽く、ペースアップがしやすい。
- 耐久性が高い: 500km後もフォームが劣化しにくく、1,000km以上使用可能。
- 汎用性: ロングランからレースまでカバー。ウェットグリップが優秀で、軽いトレイルもOK。
- 快適なフィット: アッパーのストレッチとガセットタンが足をしっかりロック。
デメリット
- 入手しにくい: 発売直後に完売しやすく、在庫制限が課題。
- 硬めのライド: 回復ランやウルトラ向けに柔らかさを求める人には不十分。
- 高価格: 耐久性を考慮しても、予算的にハードルが高い。
代替モデル比較
Superblast 2がユニークなため、完全代替は難しいですが、長距離向けの類似シューズを紹介します。Nova Blast 4は弟分的存在で、安価ながら90%の性能。Mizuno Wave Neo Vistaはナイロンプレート入りで柔らかく、Hoka Skyward Xは超クッション。New Balance SC Trainer v3はソフトフォームで安定性重視。Nike Invincible 3はバウンシーですが、重め。
| モデル | 重量 (g) | クッション性 | 価格 (JPY) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| ASICS Superblast 2 | 250 | 最大級 (FF Turbo Plus) | 24,200 | 軽量・レスポンシブ、耐久性高 | 硬め、入手難 |
| ASICS Nova Blast 4 | 260 | 高 (FF Blast+) | 13,980 | 安価、多用途、バウンシー | 長距離で劣る、レスポンス弱 |
| Mizuno Wave Neo Vista | 266 | 高 (Enerzy NXT) | 22,000 | 柔らかく快適、安価代替 | レスポンス弱、重め |
| HOKA Skyward X | 315 | 超最大 (PEBAフォーム) | 33,000 | バウンシー、回復ラン向き | 重く、スピード不向き |
| New Balance SC Trainer v3 | 271 | 高 (FuelCell) | 24,200 | ソフト、安定性高 | レスポンス弱、沈み込み |
| Nike Invincible 3 | 310 | 最大級 (ZoomX) | 18,800 | バウンシー、ルーミー | 重く、幅広いペース不向き |
これらの中で、予算重視ならNova Blast 4、クッション優先ならSkyward Xをおすすめ。
まとめ
ASICS Superblast 2は、軽量・耐久性・汎用性のバランスが抜群で、長距離ランナーのローテーションに欠かせない一足です。500kmのテストで劣化が少なく、レスポンシブな走りを維持。ただし、高価格と入手難がネック。代替としてNova Blast 4で日常ランをカバーし、カーボンシューズと組み合わせるのも良い戦略です。あなたのランニングスタイルに合ったシューズを選んで、トレーニングを楽しんでください。どのモデルが気になりますか?


