はじめに
Brooksがついにマックススタックハイトのトレンドに参入し、Glycerin Maxをリリースしました。このシューズはスタックハイト45mmというBrooks史上最高の高さを誇り、ランナーから注目を集めています。本レビューでは、80kmの走行テストに基づき、特徴、性能、メリット、デメリットを詳しく解説します。また、競合モデルであるPuma MagMax NitroとASICS Superblastとの比較も行います。これらのシューズは、日常のロングランやリカバリーランに最適で、クッション性を重視するランナー向けです。価格やフィット感も考慮し、あなたのシューズ選びをサポートします。重いランナーや長距離を快適に走りたい方に特におすすめです。
モデル概要
Glycerin Maxは、マックススタックデイリーシューズとして設計されており、ロングラン、イージーラン、リカバリーランに適しています。日本での発売価格は27,500円です。 スタックハイトは後部45mmで、ドロップは6mm。重量は日本サイズ27cm(USメンズ9)で約298gと重めですが、ニュートラルタイプです。
アッパーはエンジニアドメッシュで快適。ミッドソールにはDNAチューンドフォームを採用し、後部は柔らかいフォームでヒールストライカー向け、前部は密度の高いフォームでトゥオフをサポートします。プレートはなく、剛性は中程度。アウトソールは最小限のラバーでグリップは良好ですが、雨天テストは未実施です。サイズは標準でワイドオプションなし、メンズ・ウィメンズ版あり、真サイズ推奨。
性能評価
このシューズの乗り味は楽しく、レスポンシブでエネルギッシュです。予想以上に柔らかくなく、適度なポップ感があり、ペースを上げられます。前部の黄色いセクションと大きなロッカー形状が、トゥオフをスムーズにします。ハーフマラソンやマラソンペースのワークアウトにも対応可能ですが、バルキーなためレース向きではありません。
ロングランではグライドロールロッカーが効果を発揮し、脚への負担を軽減。ショック吸収性が高く、疲労が少ないです。快適性が高く、重いランナーでもボトミングアウトしません。ビルドクオリティは優秀で、ロックダウンも良好。見た目もスタイリッシュです。
一方、重さとバルキーさが目立ちます。軽いランナーにはイージーラン専用になるかも。ワイドオプションがないものの、標準幅は広めで狭足の人には余裕があります。
メリットとデメリット
メリット:
- レスポンシブでペースアップ可能。ポップなトゥオフとロッカーで楽しい走り。
- ロングランに最適。脚の保護が優秀で疲労軽減。
- 快適性が高い。アッパーのロックダウン良く、直ぐに馴染む。
- ビルドクオリティ良好。重いランナー向けの耐久性。
デメリット:
- 重くバルキー。298gは隠せない負担。
- ワイドオプションなし。狭足には広すぎる可能性。
- 万能性に欠け、レースや速いペースには不向き。
全体として、保護性を求めるランナーに適しますが、軽量モデルと組み合わせるのがおすすめです。
比較分析
Glycerin MaxをPuma MagMax NitroとASICS Superblastと比較します。Pumaは日本での発売価格24,200円、 ASICS Superblastは24,200円です。
Pumaは少し軽く(約290g)、アグレッシブなロッカーで速いペースに強い。ファーマーな感触でステディラン向きですが、フォアフットが狭め。ワイドオプションなし。スタックハイトが高く(46mm後部)、重めですが高価です。
ASICSはさらに軽く(約247g)、レース可能。ただし、スタックハイト超過で一部レース禁止かも。速いワークアウトに適し、高価。
| モデル | 重量 (g) | クッション性 | 価格 (JPY) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| Brooks Glycerin Max | 298 | 高(ソフトでポップ) | 27500 | 快適なロングラン、脚保護優秀 | 重くバルキー |
| Puma MagMax Nitro | 290 | 高(ファームでアグレッシブ) | 24200 | 軽く速いペース対応、魅力的な乗り味 | 狭めでワイドなし、重めで高価 |
| ASICS Superblast | 247 | 高(バウンシーでレスポンシブ) | 24200 | 軽量でレース可能、多用途 | 高価、レース制限可能性 |
これにより、Brooksは保護優先、Pumaはバランス、ASICSはスピード重視と分かります。
おすすめのランナー
このシューズは重いランナーやロングラン中心の人に最適です。保護と快適さを求めるならおすすめ。ペースアップも可能ですが、レースには別シューズを。狭足から標準足向けで、広足はPumaを避けBrooksを選んで。
あなたはどのタイプ? コメントでシェアしてください。
Glycerin Maxは期待通りのマックススタックシューズで、80km走行後も快適でした。重さは欠点ですが、保護性でカバー。Pumaよりソフト、ASICSより手頃。重いランナーやマラソントレーニングに推奨しますが、軽量派はASICSを。最終的に、Pumaのエンゲージングな乗り味が好みで売却予定ですが、Brooksも優秀。あなたのランニングスタイルに合った1足を選んで、楽しく走りましょう。

