導入
Nikeの定番ランニングシューズ、Pegasusシリーズの最新モデル41を初回レビューします。このシューズは、ニュートラルデイリートレーナーとして長年人気を博しており、今回のアップデートではミッドソールに新しいReactXフォームを採用。快適さとレスポンシブさを向上させた点が注目されます。実際に走ってみた感想を中心に、特徴や性能を詳しくお伝えします。
シューズ概要
Nike Pegasus 41は、日常のロードランニングに適したニュートラルシューズです。上部には柔らかく通気性の高いエンジニアードメッシュを使用し、ガセットタングがミッドフットを快適に固定します。踵周りのパッドは適度で、フレアヒールが安定感を提供。反射材も備え、夜間のランニングに安全です。
ミッドソールは新しいReactXフォームを採用し、従来のReactより13%以上のレスポンシブさを謳っています。また、ヒールとフォアフットにAir Zoomユニットを内蔵し、弾むようなステップを実現。アウトソールはワッフル風のラバーで、耐久性とグリップを確保します。
- スタックハイト:ヒール37mm、フォアフット27mm(ドロップ10mm)
- 重量:281g(27cm、US9相当、公式データに基づく)
この設計により、快適さと耐久性をバランスよく実現しています。
フィットと快適さ
上部のフィット感は抜群で、箱から出してすぐに足に馴染みます。柔らかいメッシュとガセットタングが足を優しく包み込み、踵のロックダウンも良好。過去のPegasusモデルで踵の滑りを感じたことがありましたが、41では改善され、安定したホールドを提供します。
ただし、トゥボックスは狭めで、幅広の足には窮屈に感じる可能性があります。私の足型(標準幅)にはぴったりで、まるで古いスリッパのように快適。通気性も高く、夏のランニングに適しています。サイズは通常通りで、トゥボックスに十分な長さがあります。
- 利点:直ぐに快適、踵の安定性が高い
- 注意点:幅広足には不向き
ミッドソールの性能
最大の変更点はReactXフォームです。Nikeによると、従来のReactよりレスポンシブさが向上し、カーボンフットプリントも43%削減された環境配慮型素材。ヒールに柔らかいクッションを感じますが、フォアフットはやや薄く、Air Zoomユニットがあっても期待ほどのバウンスは最初に感じませんでした。
ランニング中、最初はフラットに思えましたが、距離を重ねるごとに活気づき、快適さとエネルギーリターンのバランスが取れてきました。ドロップ10mmですが、実際の感覚は6mm程度に近く、ミッドフットストライカーにも対応しやすいです。ただし、スーパーシューズのような高反発を求めるなら物足りないかも。
- レスポンシブさ:快適だが、超高反発ではない
- クッション:ヒール寄りで、フォアフットは控えめ
初回ランニング体験
晴れた日に約11.8kmを走ってみました。ペースは約5分/km前後で、ゆったりとしたデイリーラン。重量281gですが、バランスが良く、260g程度に感じる軽快さです。
3km時点で上部の快適さを強く実感。足が包まれ、疲れにくい。ミッドソールは最初フラットでしたが、走るにつれレスポンシブさが向上。アウトソールのグリップも良好で、様々な路面に対応します。全体として、日常トレーニングにぴったりですが、もっと距離を積んでフォームの変化を確認したいところです。
性能比較表
Pegasus 41を前モデル40と比較しました。主な違いはミッドソールの素材です。
| モデル | クッション | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| Pegasus 41 | ReactXフォーム + Air Zoomユニット | 環境配慮型でレスポンシブ向上、快適な上部、軽快な走り感 | フォアフットクッション控えめ、幅狭トゥボックス |
| Pegasus 40 | Reactフォーム + Air Zoomユニット | 軽量(275g、27cm相当)、安定した耐久性、馴染みやすい | レスポンシブさ控えめ、一部モデルで踵滑り、クッションの偏り |
この表から、41はレスポンシブさを強化した進化版と言えます。
結論
Nike Pegasus 41は、快適な上部と進化したReactXフォームが魅力のデイリートレーナーです。初回ランでは上部のフィットが際立ち、ミッドソールも距離を重ねるごとに良さを実感。ただし、幅広足や高反発を求める人には調整が必要かも。長期使用でさらに評価が変わる可能性があるので、興味のある方は試着をおすすめします。あなたのお気に入りシューズになるかも?