ナイキ ボメロプラス vs ミズノ ウェーブスカイ9:マックスクッションシューズ比較

このレビューでは、ナイキ ボメロプラスとミズノ ウェーブスカイ9という2つのマックスクッションタイプのニュートラルロードランニングシューズを比較します。どちらも日常のランニングに適した高クッションシューズで、類似点と違いを詳しく解説し、あなたに合った一足を選ぶ手助けをします。

:person_running: モデル概要

両シューズはマックスクッションカテゴリーに属し、ニュートラルなロードランニング向けです。重量は手持ちで似ていますが、走行時はミズノの方がバランスが良く、ナイキの方が機敏に感じます。

  • 重量(メンズ27cm/US9):
    • ナイキ ボメロプラス: 約289g
    • ミズノ ウェーブスカイ9: 約290g
      スタックハイトはほぼ同等ですが、ナイキの方が若干高く感じ、ドロップ(ヒールトゥトゥ差)はナイキが10mm、ミズノが6mmで、走行時にその差が体感できます。

:running_shoe: アッパーの特徴とフィット感

ナイキ ボメロプラスのアッパーはエンジニアードメッシュの二重構造で、厚みがありつつ通気性が良好です。ヒールカウンターはしっかりし、ヒールカラーのパッドはプラッシュで快適。タンは非ガセットですが、ケーブル式レースがミッドフットをしっかりロックダウンし、ヒールスリップを防ぎます。フィットは長さで真サイズ、トゥボックスは幅広でボリュームあり。
一方、ミズノ ウェーブスカイ9はスムースストレッチウーブン素材で、やや硬めで通気性はナイキほど良くありません。ヒールカウンターは同様に頑丈で、アキレスフレア付き。パッドは中程度、タンはガセットでメッシュ入りなので熱がこもりにくい。標準的なレースシステムでミッドフットロックダウンが良好。フィットは長さで真サイズですが、幅が狭くトゥボックスボリュームも少なめ。ワイドサイズ(2E)もあり、これならナイキの標準幅に近いフィットになります。

:gear: アウトソールの比較

ナイキ ボメロプラスのアウトソールはワッフルラグの積極的なトレッドパターンで、ほぼ全面ラバー覆盖。グリップは全条件で優れ、ダートロードでも対応可能。耐久性は初期摩耗後安定します。
ミズノ ウェーブスカイ9はX10ブローンラバーで厚いセグメント配置。トレッドは控えめなのでダートロードでは劣りますが、ミッドソールを露出させたデザインで通気性向上。グリップは乾いた路面で良好、湿った路面ではナイキに劣る。耐久性は初期摩耗後優れます。

:shield: ミッドソールとライドの違い

ナイキ ボメロプラスのミッドソールはZoomXフォームの一体型ですが、デイリーユース向けに調整され、レースシューズほどバウンシーではありません。プレートなしでフォアフットに柔軟性あり、フォアフットロッカーとリアフットロッカーでジオメトリーが良好。
ミズノ ウェーブスカイ9はデュアルデンシティのMizuno Energy NXTフォーム(上層: 窒素注入、下層: EVA)。プレートなしですが、ウェーブ構造で剛性が高く、ナイキより硬め。ロッカー形状は似ています。
ライドでは両者ともロードフィールゼロで保護性が高いですが、ナイキは初期着地で柔らかく中盤で固くなり、ポップなバウンス。ミズノは一貫した沈み込みでスムーズ、効率的ですがナイキほどアジリティがない。安定性はミズノが優れ、小石などでのロールオーバーを防ぎます。

モデル クッション性 メリット デメリット
ナイキ ボメロプラス ZoomXフォームによる柔らかい初期沈み込みと固いコア 機敏でエキサイティングなバウンス、幅広フィット、優れたグリップ 安定性がやや劣る、硬い中盤感
ミズノ ウェーブスカイ9 デュアルデンシティNXTフォームの一貫したクッション スムーズで安定したライド、効率性、耐久性 幅が狭い(ワイドあり)、通気性劣る、グリップが湿りで弱い

:magnifying_glass_tilted_left: おすすめの用途

両シューズはイージーラン、リカバリーデイ、デイリーマイル、ロングランに最適で、用途がほぼ同等です。ナイキはペースアップ時にも対応しやすく、ミズノは安定重視のランナーに向きます。

この比較から、ナイキ ボメロプラスは柔らかさとアジリティを求める方に、ミズノ ウェーブスカイ9はスムーズさと安定性を優先する方にオススメです。どちらもマックスクッションのトップクラスで、フィットを試着して選んでください。ランニングの参考になれば幸いです!


参考資料