ナイキ ボメロ18 徹底レビュー!デイリートレーナーの新基準と比較

このレビューでは、ナイキのボメロ18を詳細に検証します。このシューズは、ニュートラルなマックスクッションのデイリートレーナーとして設計されており、日常のランニングに最適です。テスト結果に基づき、その特徴やパフォーマンスを解説し、他モデルとの比較も行います。ランナーの皆さんが最適なシューズを選ぶ参考になれば幸いです。


:bar_chart: スペック概要

ボメロ18は、日常のトレーニングに特化したシューズです。主なスペックは以下の通りです。

  • タイプ: ニュートラル マックスクッション デイリートレーナー
  • 重量: 約300g (27cm / US9)
  • スタックハイト: ヒール46mm、フォアフット36mm
  • ドロップ: 10mm

この高いスタックハイトにより、クッション性が抜群で、足への負担を軽減します。全体的に少し重めですが、走行時にはそれほど気になりません。


:running_shoe: アッパーとフィット

アッパーにはエンジニアードメッシュ素材を使用しており、厚みがあり頑丈です。ただし、夏の暑い条件下では熱がこもりやすいため、冬向きのシューズと言えます。ヒールカウンターはしっかりしており、ヒールカラー周りのパッドが豊富で快適です。

タンはプルプルとした感触で、ガセット付きですが、少し緩めなので左右にずれる可能性があります。それでも、大きな問題はありません。レースは適度な太さで、ほどけにくく頑丈です。レーシングシステムはアイレットではなく、ケーブルを縫い付けた独自の設計で、ミッドフットのロックダウンが良好です。ヒールスリップも発生しません。

フィット感については、長さは真のサイズ通りですが、トゥボックスがやや狭いため、幅広の方はワイドモデルかハーフサイズアップを検討してください。全体のビルドクオリティは高く、快適性は抜群ですが、暑さのため8/10の評価です。


:shield: アウトソール

アウトソールは、ナイキ伝統のワッフルラグを小型化し、外側の高摩耗エリアに配置しています。また、フォアフットの中央にポッドを追加し、柔軟性と敏捷性を向上させました。これにより、前モデルよりフォアフットが柔らかく感じられます。

グリップ性能は、ドライコンディションでは完璧ですが、ウェット時にはミッドフットのラグが少ないため滑りやすいです。耐久性については、初めの数回のランでラグが少し摩耗しましたが、その後は安定しています。中央部はフォームが露出しており、溝がバウンスを追加します。全体評価は7.5/10です。


:person_running: ミッドソールとライド

ミッドソールはデュアルデンシティ構造で、下層と側壁にリアクトXフォームを使用し、コアにズームXスーパーフォームを搭載しています。これにより、軽くてバウンシーなレスポンスを実現。見た目ではスーパーフォームが少ないように見えますが、内部には十分な量があり、柔軟性が高く安定しています。

ジオメトリーは前モデルよりロッカー形状が強調され、フォアフットとヒールにカーブがあります。これにより、ライドのサッピネスが軽減されます。ライド感は超快適で、エネルギーあふれる柔らかさがあり、ヒール着地時は深いシンクとバウンスを感じます。フォアフットストライカーでもクッションが効きます。

ただし、バウンスが上下方向中心で、前方推進力が弱く、効率性が低いのが欠点です。1時間以上のランでは重さが目立ち、エネルギーを消耗します。全体のライド評価は8/10。ベストユースは日常のマイル、イージーラン、リカバリーランで、長距離やスピードワークには不向きです。


:balance_scale: 比較レビュー

ボメロ18を他の人気モデルと比較します。以下は主なクッションシューズの比較表です。

モデル クッション メリット デメリット
ナイキ ボメロ18 マックス(ズームX + リアクトX) 超快適なバウンス、安定したライド、日常トレーニングに最適 重めで長距離効率低、暑い上部素材
プーマ マグニファイ ニトロ 高(ニトロフォーム) バウンシーだがシンク少なめ、ロッカー形状でスムーズ ボメロより硬め、ドロップ8mmでヒールストライカー向き
アシックス ゲルニンバス27 高(ゲル + FFブラスト) ソフトライド、ロッカー付きで快適 シンクがボメロより浅く、バウンス控えめ
ニューバランス フレッシュフォームX モア v5 マックス(フレッシュフォームX) ボメロ同様のソフトバウンス、低ドロップ4mmで自然な走り ドロップが低いため調整が必要、スタック高めで重い

これらのモデルは、ボメロ18と似た高スタックですが、ボメロのエネルギッシュな柔らかさが特徴です。プーマは推進力が高く、アシックスは安定性重視、ニューバランスは低ドロップでミッドフットストライカー向きです。


:trophy: 結論

ボメロ18は、ナイキのラインナップで最高のデイリートレーナーです。ペガサスよりはるかに優れており、クッションとバウンスのバランスが抜群。日常のランで脚を守り、楽しい走りを提供します。次モデルでは重量削減と通気性向上を期待します。ナイキファンやマックスクッションを求めるランナーにおすすめです。あなたに合ったシューズを見つけて、快適なランニングを楽しんでください!


参考資料