ASICS グライドライド マックス 徹底レビュー:マックスクッションの新定番

ASICSのGlideride Maxは、NimbusとNovablastを融合させたようなシューズで、より高いスタックハイトを備えています。このレビューでは、特徴や性能、フィット感を詳しく解説し、他のモデルとの比較も行います。日常のランニングや回復走に適した快適な乗り心地が魅力です。

:person_running: シューズ概要

Glideride Maxは、ニュートラルなマックスクッションのロードランニングシューズです。スタックハイトはヒール44mm、フォアフット38mmで、6mmのドロップを採用。重量は27cm(US9)で287gと、ボリュームのあるシューズながら軽快に感じられます。

  • 用途:イージーラン、回復走、デイリートレーナーとして最適。
  • 特徴:柔らかい乗り心地とロッカー形状が、効率的な走りをサポートします。
    一方で、スピードワークには向いていないため、ゆったりとしたペースのランニングに特化しています。

:running_shoe: アッパーの特徴

アッパーはエンジニアードメッシュ素材を使用し、Nimbusシリーズに似たスタイルです。通気性はトーボックスで良好ですが、全体的にパッドが厚く、温かみのあるフィット感を提供します。

  • ヒールカウンター:しっかりとした構造で安定性が高い。
  • タン:中程度のパッド付き、ガセットタイプでずれにくい。
  • フィット:ミッドフットが低ボリュームで足をしっかりロックダウン。ただし、狭く感じる場合があるので、ワイドバージョンやハーフサイズアップをおすすめします。
    ビルドクオリティは優れており、ステップイン時の快適さが抜群。スコアは7.5/10で、フィットが唯一の課題です。

:shield: アウトソールの性能

アウトソールはハイブリッドASICSGRIPを採用し、旧来のAHARと新しい粘着性素材を組み合わせています。グリップは全条件で優秀で、トレッドパターンはロード向けに控えめ。

  • ラバー配置:一体型ですが、中央のチャネルがミッドソールの柔軟性を保ちます。
  • 耐久性:長持ちしやすく、路面からの保護がしっかり。
    パフォーマンスは9/10と高評価。ロードランニングに特化し、過度なアグレッシブさはありません。

:sponge: ミッドソールの乗り心地

ミッドソールはデュアルデンシティフォームで、メインのFF BLAST PLUS ECOとトップレイヤーのFF BLAST MAXを組み合わせ。3/4プラスチックプレートが適度な剛性を与え、柔軟性とスナップバックを両立します。

  • ジオメトリー:GUIDESOLEテクノロジーでアーリーステージロッカーを搭載。スムーズなトランジションを実現。
  • ライド感:柔らかく快適で、沈み込みが素早く止まる。バウンスがあり、保護性が高いが、効率性は中程度。
    安定性はNimbus 26に似ており、ニュートラルランナー向け。スコアは7.5/10で、もっと剛性があればロッカーの効果が向上するでしょう。

:bar_chart: 比較テーブル

モデル クッション メリット デメリット
ASICS Glideride Max (287g) マックススタック、柔らかくバウンシー 快適な乗り心地、少し軽めでバウンスあり 効率性がやや低く、フィットが狭い
ASICS Nimbus 26 (303g) マックスクッション、ソフト 似たフィーリングで安定性が高い 少し重めでバウンスが少ない
ASICS Nimbus 25 (290g) マックスクッション、ソフト 耐久性が高く、快適 旧モデルゆえ入手しにくい
ASICS Novablast 5 (255g) 高反発、バウンシー 軽量でエネルギーリターン良好 クッションがGlideride Maxより薄め
New Balance Fresh Foam X More v5 (312g) 超マックススタック、スクイッシー より柔らかくバウンシー 重く、スピード向きでない
Brooks Glycerin Max (309g) マックススタック、ソフト 柔らかく路面感なし 後期ロッカーで効率性が低い

これらのモデルはすべてマックスクッションですが、Glideride MaxはNimbusに近いフィーリングで少し軽く、Novablastのバウンスを加味したバランスが魅力です。

:end_arrow: 結論

Glideride Maxは、NimbusとNovablastの良いとこ取りをしたシューズですが、ロングランでは柔らかさが効率性を少し損なう点が惜しいです。デイリートレーナーや回復走としておすすめで、フィットを調整すれば魔法のような快適さが得られます。全体スコアは約38/50と良好ですが、ロングラン専用なら他の選択肢も検討を。ランナーの皆さんは、どのモデルが自分のスタイルに合うでしょうか?


参考資料