このレビューでは、ニューバランスのFuelCell Rebel v5を約50km走行した経験に基づいて、フィット感、メリット、デメリットを詳しく比較します。特に、前モデルv4との違いに焦点を当て、日常のランニングに適したシューズとして評価します。
シューズ概要
FuelCell Rebel v5は、軽量で快適なランニングシューズです。ミッドソールにFuelCellフォームを採用し、クッション性と反発力を両立。スタックハイトはヒール35mm、フォアフット29mmで、ドロップは6mm。重量は27cm(US9)で約227gと軽めです。このモデルは、日常トレーニング向けに進化し、見た目もスタイリッシュでカジュアルウェアともマッチします。
フィット感
サイズは27cm(US9.5相当)でぴったりフィット。長さは適切で、幅広めの足にも対応します。プラットフォームがややワイドで、足が広がりやすく快適。ロックダウンがしっかりしており、ヒールスリップはありません。トゥボックスも浅すぎず、ブリスターやホットスポットが発生しませんでした。v4と同様にフィットが良いですが、全体的に足に優しく馴染みます。
メリット
- 見た目の良さ:ランニング時だけでなく、ジーンズやジョガーパンツとの相性抜群。実物は写真以上にカッコいいと好評です。
- FuelCellフォームの快適さ:v4より少し柔らかく、クッションが心地良い。イージーラン、長距離ラン、リカバリーランに適し、汎用性が高い。
- 上部の改善:ガセットタンが少しパッド入りで、v4より快適。ヒールカウンターがしっかり固定し、息苦しさなし。
- 通気性と耐久性:暑い天候でも足が蒸れにくく、約50km走行でブリスターなし。アップデートされたラバーが雨後の路面でもグリップ良好。
- 安定性:ベースが広く、v4より安定感が増し、長距離でも安心。
これにより、v4では最大13-14km程度だった距離を、v5では21-22km以上快適にこなせます。デイリートレーナーとして理想的です。
デメリット
- 柔らかさの弊害:v4よりソフトなので、硬めのシューズを好む人には向かない可能性。膝や脛のトラブルを招く場合あり。
- スピードワークの不向き:ペースを上げるとレスポンシブさが不足。v4では低6分/km台の速いペースが可能でしたが、v5ではそれが失われました。
全体的にデメリットは少なく、ソフトな乗り心地が苦手でなければ問題ありません。
比較テーブル
| モデル | クッション | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| Rebel v5 | ソフト(FuelCell) | 長距離向き、安定性高く、通気性良好、多用途 | スピードワークに不向き、柔らかすぎる場合あり |
| Rebel v4 | やや硬め | スピードワークに優れ、レスポンシブ | 長距離で疲れやすく、安定性低め |
このテーブルは、v5とv4の主な違いをまとめています。v5は日常使いを強化した一方、v4の速さ特化が薄れました。
まとめ
FuelCell Rebel v5は、軽量で快適なデイリートレーナーとしておすすめです。イージーランや長距離に強く、v4より汎用性が向上。ただし、スピードワークを重視するならv4を検討を。あなたのランニングスタイルに合ったシューズを選んで、楽しく走りましょう。
参考資料